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インド亜大陸の祭り
亜大陸の多様性そのもの、極彩色のインドの祭りとフェアーはお祝い気分の表れである。それらは、色彩にあふれた宗教的、歴史的記念行事であったり、季節の移り変わりの祝い事であったりする。民衆の活力、ライフスタイルを映し出す強烈な色彩、音楽、お祭り騒ぎで国中がいつも活気にあふれている。
季節が変わるごとに祭りがあり、はるか昔から続く豊かな伝統の恵みを祝う。熱気と陽気さで祝われる祭りは祈りの時であり、喜びを表すショーである。
インド国内各地に数え切れない祭りがあるので、ここでは主なものだけ取り上げることにする。
ビーカネールのラクダ祭り(ラジャスタン州ビーカネール)
なくてはならない砂漠の船、ラクダにささげる祭りは飾り立てられたラクダの大行列で幕が開く。ラジャスタン特有の色彩、音楽、お祭り騒ぎの中、数々の競技が行われる。
共和国記念日(インド全土)
毎年1月26日、インドが共和国になった記念日。軍隊の整列行進に始まり、民族舞踊のパレード、学童の行進、さらに、インド各州からの山車が続く色彩豊かな行事。
ビーティング・リトリート(デリー)
三日間にわたる共和国記念日パレードの後、「ビーティング・リトリート」と呼ばれる迫力ある式典がニューデリーのヴィジャイ・チョークで行われる。この式は、古代戦場で、日没とともに戦闘を中止していたという慣習を再現するものである。日没を告げるラッパが戦場に響き渡ると兵士たちは直ちに動きを止め、その日の戦闘は終わりとなった。
ディリハートの工芸品とステートフェア(デリー)
デリーの中心にあるユニークなディリハートは、楽しく、雑多な工芸品、食料、文化活動が見られる伝統的なウィークリーマーケットの高級版といったところ。万華鏡をおもわせるインド各地の物産、手工芸品の数々が楽しめる。
カジュラーホのダンス・フェスティバル(マディヤ・プラデッシュ州カジュラーホ、ブンデルカンド)
カジュラーホ寺院の文化遺産を祝って一週間にわたり祭りが繰り広げられる。
ハイライトは、それぞれの分野のすぐれた継承者が舞うカタック、バーラト・ナティアム、オディシー、クチプディ、マニプリ、カタカリなどの古典舞踊の美しさである。工芸家たちもその技術を観光客に実演披露してくれる。オープンマーケットでは地域の物産が販売されている。
ホーリー(インド全土)
主に北インドで祝われるホーリーは、大変人気のある色彩の祭りである。冬が終わり、春の訪れを告げる祭りである。祭りの2日間、人々は互いに色つきの粉を投げ付けあって陽気に騒ぐ。
独立記念日(インド全土)
インドが自由を獲得した8月15日を記念する独立記念日は、各州の首都で旗の掲揚式、各種文化プログラムで祝う。レッドフォートでの総理大臣の演説がハイライトとなる。
ガネーシャ・チャトゥルティ(マハラシュトラ州)
象の頭を持ち、良い幸先を招く成功の神、ガネーシャ神(シバ神の息子)を祀る日である。祭りは毎年行われ、10日間に及ぶ。ガネーシャ神の巨大な像が担ぎ出され、列になって練り歩いた後、海や川に沈められる。古典舞踊、音楽の演奏、詩の朗読、民族舞踊、劇場、フィルム・フェスティバルがこの祭りの主な呼び物である。
ドルガ・プージャ(インド全土)
ドルガ・プージャはインド全土で祝われるが、ドルガ女神を敬う西ベンガルでは特に盛大。歌い、踊り、お菓子が供され、陽気に騒ぐことがこの祭りでは欠かせない。
ダセラ(インド全土)
善が悪を征したこと象徴するラーマ王のラヴァナ打倒を記念するヒンドゥーの祭り。
歓喜と熱気につつまれ10日間にわたり祝いはつづく。ダセラ祭りに先立つ9日間、「ラムリラ」と呼ばれるラーマ王の生涯が上演され、10日目には、ラヴァナの実物像より大きい彼の息子と弟、メグナートとクンバーカルナの像に火が付けられる。
ディワリ(インド全土)
光の祭りディワリは、インドでもっとも賑やかで色彩にあふれた祭りで、ダセラの20日後に行われる。叙事詩ラマヤナのヒーロー、ラーマ王の14年間におよぶ追放後アヨディヤへの帰還を祝うもの。「ディヤス」と呼ばれる伝統的な粘土ランプのまたたきが家々を照らし、花火の音が夜どおし響き渡る。この日、富と繁栄の女神ラクシュミーに祈りがささげられる。お菓子などプレゼントを友人、親族間で贈りあうのがこの祭りのメインイベント。
プシュカール・メーラ(ラジャスタン州プシュカール)
世界一の牛の品評会が開かれ、プシュカールは12日間華やかな祭りの場に変わる。
インド国内および海外各地より何千人もの人々が集まる。牛の売買にラクダのレース、バングル、真鍮製品、衣類、ラクダのサドルや引き綱が並べられ、さらにアクロバット、民族舞踊、音楽の催しなどがこの賑やかな品評会の呼び物になっている。カーティク・プルニマの日(カーティク月の満月の夜)、敬虔な信者がやってきて、湖に浸かる儀式をおこない、ブラーマ寺院に参拝する。
クリスマス(インド全土)
クリスマス、イエスキリストの生誕は熱狂的に祝われ、主要都市は華やかに飾られる。キャロル、パーティ、贈り物の交換はクリスマス気分を盛り上げる。クリスマスパーティからお祝い騒ぎは新年へとつづき、こうしてお祭り気分は少なくとも一週間は続く。
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